番号 | 用語 | 読み方 | 意味 | 備考 |
1 | 南無阿弥陀仏 | なむあみだぶつ | 阿弥陀仏に帰依します。南無は帰依する(信じ頼る事) 善光寺の本尊は阿弥陀仏ですから、南無阿弥陀仏と唱えます。 |
浄土系 |
2 | 南無妙法蓮華経 | なむみょうほうれんげきょう | 妙法蓮華経に帰依します。南無は帰依する(信じ頼る事) | 日蓮系 |
3 | 南無釈迦牟尼仏 | なむしゃかむにぶつ | 釈迦牟尼仏に帰依します。南無は帰依する(信じ頼る事) | 禅系 |
4 | 四苦八苦 | しくはっく | 四苦は生老病死を言いますが、 生(しょう)は生まれるときの苦しみ、 老(ろう)は老いることの苦しみ、 病(びょう)は病気にかかる苦しみ、 死(し)は死ぬことの苦しみ 思うようにならないという事を意味しています。 八苦は上の四苦に次の四つの苦を加えて言います。 愛別離苦(あいべつりく:愛する人と別れなければならない苦しみ) 怨憎会苦(おんぞうえく:嫌いな人や会いたくない人と会ったり一緒にいなければならない苦しみ) 求不得苦(ぐふとっく:求めるものが得られないことの苦しみ) 五蘊成苦(ごうんじょうく:自分の身体が思うようにならない苦しみ) 4×9+8×9=108で煩悩の数を表すとも聞きますが、語呂合わせだと思われます。 |
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5 | 輪廻転生 | りんねてんしょう | 現在の生を終えると他の世界〈道)に生まれ変わる事を言います。 天道、人道、阿修羅道、畜生道、餓鬼道そして地獄道の6道です。生きている間の行為(業)で行き先が決まると言われています。 |
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6 | 地蔵菩薩 | じぞうぼさつ | 6道輪廻の世界でそれぞれの道にいて弥勒菩薩が教化のためにこの世界に現れるまでの間、我々を守ってくれると言われています。各道に現れるので六地蔵が祀られています。 なお、地蔵には子供の守護者としての役割があり賽の河原で、子供たちを助ける地蔵和讃という讃もあります。 |
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7 | 阿弥陀仏 | あみだぶつ | 元は法蔵菩薩と言われましたが、48の誓願をたて、それらが満たされなければ、仏陀にならないと誓いました。現在仏陀(如来)になっておられますので、誓願は満たされたわけです。 18誓願では「極楽浄土(私の国)に生まれ変わりたいと懸命に願って1回ないし10回念ずれば私の国に迎えます」という願です。ここから十念という行事が行われることになります。善光寺のお朝事の最後に、貫主または上人が唱え参拝者が唱和するのはこれが理由です。 |
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8 | 極楽浄土 | ごくらくじょうど | 阿弥陀仏のおられる国で、西方浄土とも言います。極楽浄土はこの世界を西の方に10万億土離れたところにあると言われます。 | |
9 | 戒壇めぐり | かいだんめぐり | 本来戒壇とは、授戒の儀式を行う壇のことです。善光寺では本堂の本尊の地下の通路を歩き、極楽浄土への錠前に触れて極楽への往生を確実にするための行事です。 | |
10 | 五戒 | ごかい | 仏教徒が守るべき戒め。 不殺生戒(ふせっしょうかい:生き物を殺してはならない) 不偸盗戒(ふちゅうとうかい:盗んではならない) 不邪淫戒(ふじゃいんかい:よこしまな性関係をもたない) 不妄語戒(ふもうごかい:嘘をつかない) 不飲酒戒(ふおんじゅかい:酒をのまない) 実際は完全に守る事が難しい戒めです。 |
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11 | 過去七仏 | かこしちぶつ | お釈迦様が悟りを得る前に現れたという仏陀を言い、お釈迦様が7番目と言われます。それぞれの名前があります。過去仏に対応し、未来仏として弥勒仏が釈迦仏の滅後56億7千万年後に現れるとされています。 | |
12 | 刹那 | せつな | 時間の単位で1秒の75分の1と言われています。 | |
13 | 劫 | こう | 長い時間を示します。一辺が約7.4km(1由旬)の立法体の城の中に芥子粒を満たし、それを100年に一粒ずつ取り出して、全部終わっても 劫は終わらないと言われていますので、途方もなく長い時間です。 | |
14 | 七仏通誡偈 | しちぶつつうかいげ | 過去七仏が共通して教えてきた事 諸悪莫作(しょあくまくさーー諸々の悪をなすことなかれ) 衆善奉行(しゅぜんぶぎょうーー衆の善をおこない) 自浄其意(じじょうごいーー自らその意を浄める) 是諸仏教(ぜしょぶつきょうーーこれが諸仏の教えである) |
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15 | 光背の化仏 | こうはいのけぶつ | 阿弥陀如来や薬師如来の光背には小さな仏像が刻まれています。これらは化仏と呼ばれ、過去七仏を示しています。 |